チームのコミュニケーションがうまくいく!オススメ本11選

トップの話が伝わらない!その原因

メンバーとのコミュニケーションに悩むトップは多くいます。その根本原因は、「経営者視点」と「現場視点」の違いかもしれません。

同じ組織にいても、トップとメンバーでは見ている視点が違います。トップとメンバーは縮尺の違う地図をみているようなもの。

  • トップ(経営者)の視点は「世界地図」
  • 現場リーダーの視点は「日本地図」
  • メンバーの視点は「区や市町村の地図」
  • 新人メンバーの視点は「駅前商店街の地図」

駅前単位で見ている人間にとっては、駅前で暴れる人がいたら大事件です。
しかし世界地図でみている人間にとっては、駅前で暴れていることは見えないかもしれません。それよりもある国で起きている災害の方が大事件です。

このように、メンバーとトップでは見ている尺度が異なるため、ミスコミュニケーションが発生しやすくなります

「経営者視点」と「現場視点」のすれ違いが重なると、メンバーは不安と不満を抱えることになります

・何を考えているのかわからない
・いつもリーダーに振り回される
・トップは何を考えているのかわからない

そんな声がチームからでてきたら、すれ違いが大きくなっている証拠。コミュニケーションをスムーズにするには、チーム全員が「経営者視点」に近づけるかどうかがポイントです。全員が経営者になることはできませんが、「経営者視点」に近づくことは可能です。今回は、「経営者視点」に近づけるおすすめの本をご紹介します。

テーマ別「経営者視点」に近づけるおすすめ本

ロジカルシンキングとは、簡単に

ロジカルシンキングとは、簡単に言うと「情報を分類整理し解決策を検討すること」を指します。いまやビジネスパーソンの必須スキルともいえるロジカルシンキング。しかし、新人からベテランまでメンバー全員が実践できいる企業はごくわずかではないでしょうか。

ロジカルシンキングができるようになると

効率よく仕事が進む

相手にわかりやすく伝えることができる

効果のある解決方法を打ち出すことができる

など業務をスムーズに進めていくことが可能です。ロジカルシンキングに関しては多くのフレームワークがありますが、実践で使えなければ意味がありません。ロジカルシンキングをチームで身につけるのにおすすめなのが、以下の3冊です。

1:マンガでわかる! マッキンゼー式ロジカルシンキング

マンガなので、とにかく敷居が低いのがポイント。ロジカルシンキングとは何か、できるようになるとどんないいことがあるのか。わかりやすくまとまっています。本が嫌いなメンバーでもこれなら手にとってくれるはずです。

 

2:世界一やさしい問題解決の授業

中高生向けの問題解決の本です。イラスト入りでかなり読みやすく、わかりやすい!マッキンゼー出身の著者が、ロジカルシンキングの基礎中の基礎を伝えています。しかし簡単すぎるとあなどってはいけません。本書に書かれていることを行動に移すことができれば、現場での問題をしっかり解決することが可能です。チームの必須図書として使い倒すことをおすすめします。

3:5分で論理的思考力ドリル

遊び心のある表紙が目を引く本書。ロジカルシンキングをゲーム感覚で身につけることができます。全部で35問の問題を進めるうちに、「考えるって楽しいかもしれない!」そんな快感を覚えるかもしれません。ゲーム感覚で取り組むうちに、チームの問題解決力は、ぐっと底上げされているはずです。

 

数字が得意なチームは、やっぱり強い。

物事を定量的に把握することができないチームは、過去の成功体験、経験則、感覚に頼った判断をしがちです。そのようなチームでは、状況の変化に対応することが後ろ手になり、手遅れになることも少なくありません。「数値に強い」と聞くと、膨大なデータを複雑な計算式で分析することをイメージしがちです。しかしビジネスのシーンで必要な数値はシンプル。「うちのメンバーは数値に弱いかもしれない・・」そう感じていたらまずはこの本手にしてみてはいかがでしょうか。

 

4:孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術

 

現実に起きていることを数値で把握できるようになる1冊。ソフトバンク元社長室長である著者が、孫正義社長のもとで身につけた超実践的な数値管理がまとまっています統計知識がなくても、Excelが苦手でも、新人でも、すぐに使える数値分析方法がのっています。ソフトバンクの実例や、簡単に使えるツールも紹介されています。紹介される「数値化仕事術」を実践することで、精度の高いトライアンドエラーが可能になります。数値化して物事を判断できるようになると、無駄な愚痴や効果のない施策へのコストが減るかもしれません。

 

5:図解 鬼速PDCA

ビジネスに関わる人間なら必ず聞いたことがある「PDCA(PLAN→DO→CHECK→ADJUST)」PDCAサイクルについては多くの本が発売されていますが、まずはこちらを手にしてください。この1冊を全メンバーが実践できるようになれば最強チームなれるかもしれません。本書は、鬼速PDCAをわかりやすく図解にしたものです。実はPDCAサイクルをしっかりまわすには、これだけの工数(下図参照)が必要です。多くのチームが、この各工程を完了させることができないためPDCAサイクルをまわすことができていません。

出典:http://tomitazuu.com/archives/537

挫折しやすいPDCAの各工程をどうやって進めていけばいいのか、わかりやすくまとまっています。「そもそもPDCAを知らないメンバーがいる」そんなチームにはおすすめの1冊です。

 

会社のお金の流れを理解する

経営者視点と現場視点の中で、大きな認識の違いを産むのが「お金」の問題ではないでしょうか。費用対効果を考えながら動くことができるメンバーがいるのは心強いはず。とはいえ、いきなり財務諸表を見せてもメンバーは自分ごとに落とし込んで理解するのは難しい。そんなときチームメンバーに自分ごととして会社のお金の流れを理解してもらうには、以下の本がおすすめです。

 

6:「数字」が読めると本当に儲かるんですか?

人気の花屋「ゲキハナ」を運営する著者の実体験を元に、ストーリー形式でまとまった1冊。会計用語を知らない人にもわかりやすく「管理会計」や「限界利益」といった黒字化につながる使える知識が身につきます。

 

7:「数字」が読めると年収がアップするって本当ですか? 

「数字が読めると本当に儲かるんですか?」の姉妹編ともいえる本書。現場で働くメンバーにとっては、こちらの本はより自分に直結する内容かもしれません。どうすれば年収があがるのか、コストとはなんぞや、決算書を見るポイントなどがわかりやすくまとまっています。損益分岐点、費用対効果といった経営者視点が一気に理解できる1冊です。

 

8:MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣

こちらはより具体的に決算書を分析するポイントがまとまった1冊。決算書から企業の成長戦略を読み解くことができます。身近に利用しているサービスがたくさん出てくるので、ストーリーだけでも流し読みすることをおすすめします。金融について体系的に学ぶ機会がほとんどない日本人にとっては、ファイナンスリテラシーをあげてくれる重要な本です。

 

9:お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください! 


税金についてわかりやすくまとまっています。経営者でなくても日本に住んでいる人なら知っておいた方がいい税金の話。フリーランス向けの内容ですが、知っているようでわかっていない税金(所得税、住民税、事業税、消費税)、社会保障制度の仕組みが理解できます。漫画なので活字が苦手な人にもおすすめの1冊です。

 

苦手な人がいなくなる?!人間関係の溝を埋めてくてる心理学

ここまでロジカルシンキング、数値管理、PDCA、お金の話とビジネススキルの基礎となるスキルをあげていく本をご紹介しました。しかしスキルやテクニックだけではトップとメンバーとの気持ちのすれ違いを全て埋めることはできません。違う人間同士、どう歩み寄ればいいのかヒントになる本をご紹介します。

 

10:マンガでやさしくわかるアドラー心理学

11:マンガでやさしくわかるアドラー心理学2実践編

昨今話題のアドラー心理学を漫画でわかりやすくまとめたシリーズ本です。アドラー心理学の入門書としておすすめです。人は誰でも、自分の体験から一定のパターン(価値観)をもってしまいます。このパターンによって人間関係がうまくいかないことも起きてしまいます。本書では、アドラー心理学を元に、職場や家族といい関係をつくればいいのか具体例とともにまとまっています。相手とどう向き合えばいいのか汎用性のある内容になっているのでおすすめです。

 

まとめ:知識と感謝でチームは力を発揮する

同じ組織にいても、トップとメンバーでは見ている視点が違います。価値観の違う人間が集まればうまくいかないことだってあります。ミスコミュニケーションを防ぐには、チーム全員が「経営者視点」に近づけるかどうかがキーになります。しかし何よりも大切なことは、ひとつの目標に向けて一緒に頑張る仲間として「お互いそれぞれの場所でいつもがんばってくれてありがとう」という気持ちではないでしょうか。「経営者視点」に近づけるように知識を身につけることと同時に、足りないところは補い合いながら「感謝をつたえる手間」を惜しまなければチームはうまくまわっていくはずです。