目次
【活用事例/不動産運営】
導入サービス(一部)
・年間施策立案と運用
・売上シュミレーション表の導入
・効果測定シートの導入
・販促ツール企画制作
顧客プロフィール
株式会社いろは 代表取締役 三浦剛士様
23歳で不動産の業界に入るも業界の慣習に違和感を感じる。オーストラリア留学で、海外の不動産屋の在り方に衝撃を受ける。帰国後、「不動産屋と貸主が対等な立場で、協力して物件に合った良い入居者と出会うこと」を目指し起業。現在は、京都でKamon Inn(地域密着型宿泊サービス)京都焙煎屋(カフェレンタルスペース)を展開し、東京ではiroha +(不動産運営サービス)不動産コンサルティングを行っている。
サービス活用期間 2022年1月〜継続中
BEFORE:活用前
自身の経験則や勘を頼りに、売上を伸ばし年商を更新しつづけることが正しいと信じていた。コロナ禍で打撃を受ける中、できる打ち手はすべて実行。ついにやれることがなくなり前に進むことができないような状態に。
AFTER:活用後
不動産事業では、所有物件の年間稼働率が80%にアップ。シェアハウス・アパート・民泊27棟の満室運営、客付けコスト43%の削減、新規入居者様の安定的な獲得ができるようになる。新人スタッフの早期戦力化に成功し、スタッフが利益を考え施策立案できるようになる。現場に合わせたマネジメントができるようになり赤字体質から黒字体質に変わることができた。
顧客インタビュー
※以下活用内容は2023年8月時点のものです。
経験則や勘で打ち手を実行。社長はスタッフに弱みを見せてはいけない
(サービス導入する前はどのような状況だったのでしょうか)
独立してから、マネジメントも施策も自身の経験則や勘を頼りに進めていました。社長はある意味スーパーマンのようなもので、どんな時も強くあらねばいけないと思い込んでいたような気がします。誰よりも早く会社へ行き、誰よりも遅く会社から帰るような毎日を送っていました。
ですが、2019年12月以降新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の広がりで、事業に大きな打撃があり、やり方を見直さなければいけない状況になりました。この状況がいつ終わるのか先が見えない中、思いつく打ち手はすべて実行。とうとう打ち手がなくなり、創業以来はじめて「やれること」が見つからず前に進むことができなくなっていました。この状況を抜け出すには、自分一人では難しいと感じ、並走しながら課題に向かっていけるパートナーとしてサポートを依頼しました。
定量マネジメントで、赤字体質から黒字体質へ
(サービスを導入し、印象に残っている施策はありますか)
サービス導入後、ご提案いただいた多くの施策を進めていきました。その中で最もインパクトがあったのは年間施策表の作成と運用でした。
中長期的な視点で「年間を通して何に取り組むのか」が可視化されたことで、無駄に悩むことがなくなり成果に繋げることができました。一番変化したことは、経験則ではなく定量データをもとに施策を考えられるようになったことです。今思うとスタッフへのアドバイスも、自分の経験則や業界のセオリーを伝えていただけで、現場に合わせたマネジメントもできていなかったように思います。サポート導入後は、各事業状況のデータ収集を行い、課題の特定から対策案までロジカルに整理することができるようになりました。
(サービスを導入し具体的にはどのような成果につながりましたか)
やるべき施策をコツコツと進めていったことで、シェアハウス・アパート・民泊27棟の満室運営、年間稼働率が80%まであがり、客付けコストは43%削減できました。新規入居者様の安定的な獲得といった成果もついてくるようになりました。効果のある施策が打てたことで、他事業において不動産コンサルティングサービスを再開することができました。
スタッフは守るべき存在から頼れる存在へ
(事業における成果だけでなく、ご自身の中で何か変化はありましたか)
並走してもらいながら施策を進めていく中で、自分の中の「社長像」も大きく変化してきました。独立当初から、社長はある意味スーパーマンであり強くあるべきだと考えていましたが、サポートを受ける中で社長という立場であってもできないことはあってもいいと思えるようになりました。家族に仕事の悩みを打ち明けたり、スタッフへ会社の財務状況を開示したりと(かつての自分なら)決して行わなかったであろう共有もするようになりました。
1on1ミーティングも導入しスタッフと向き合う時間をつくれたことで、スタッフへの信頼感も強くなりました。「定量的に判断する」という文化が組織に浸透したことで、スタッフの意識も変わっていきました。(不動産事業では)新人スタッフが毎月の申し込みから契約までの各指標を見ながら、「内見率をあげるには・契約数が伸びた要因は何か」と自ら振り返るようになりました。どうすれば利益をあげることができるのか、そのためには自分は何ができるのか、当事者意識を持つようになり現場主体で施策を考えるようになれたのは大きな収穫でした。
利益額を意識しながら、MISSIONの実現へ
(成長していくスタッフとともに今後は何に取り組んでいきたいと考えていらっしゃいますか)
目先の施策をスムーズに進めていけるようになった頃に、(サポートの中で)中期的な視点で事業を分析する機会がありました。その際に改めて収益構造の限界に気がつくことができたんです。それまでは売上を伸ばすという視点しかなく、年商を更新しつづけることが正しいと信じていたように思います。データと向き合ったことで、サービスの見直しも基準を持って推進することができ、結果赤字体質から黒字体質へ変わることができました。コロナ禍を一緒に耐えて乗り越えてくれたスタッフには、感謝しかありません。スタッフのひとりひとりの顔を思い浮かべながら、崖っぷちからこうしてふんばることができました。これからは利益率の改善だけでなく、利益額の追求もしていきたいと考えています。
「目の前のボーダーからひとが踏み出す一歩(初歩)を応援する」という会社のミッションを現実のものにしていくために、まだまだできることは沢山あります。これからも、スタッフの良さを最大限に活かしながら、成果につなげていこうと思います。